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一人プログレッシヴ弾き語り [もっと評価されるべき]

えー、自分は今まで
アコースティックギターによる【弾き語り】というものに
どことなく地味な印象を抱いていたのですが、

つい先日、耳にした
あるアーティストの弾き語りを聴いて
そのイメージが、いかに視野の狭いものだったのか
思い知らされました。


最近は音楽的な視野拡張のため、
1日最低5アーティストを目標に
クセのありそうなもの中心に聴き漁っていたので
大抵の音では、もう衝撃を受ける事は無いと思ってたんですが、
まさか、外国産ではなく国産で
こんな面白いアーティストに出会えるとは・・・!




アーティストについての
解説は後にさせて戴きますので
取り敢えず、騙されたと思って
この動画をご覧になってみて下さい。

17分と、かなり長めの曲ですが
高度な演奏技術とアーティストの唯一無二とも言える
独自性溢れる世界観に惹き込まれる(と思う)ので
きっと退屈はしない筈です!




【ヘッドホン推奨】

最初から、その個性的な詞やクセのある言い回し、
演奏力に惹き付けられるのですが
この曲1番の見せ場は、9分を過ぎた辺りからラストまででしょう。

何て言うか、自分の場合は
モニターを直視したまま、曲が終了するまで
固まってましたw


1曲自体の長さや、
感情に呼応するかの様に
複雑に展開する音の羅列から
プログレと呼んでも何ら問題は無い気がします。

・・・そもそも、プログレって言葉自体が
実験的で前衛的な試みの施されたものを指した
抽象的な表現ですしねw


同じ抽象的なものとして
ヴィジュアル系が音楽のスタイルとは関係なく、
そのメイクや服装等、外見から分類されるのと
少し似てる気がします。

ヴィジュアル系と言われるアーティストも
ロックやメタル・ハードコア寄りのものから、
ポップス寄りのものまで色々ありますからね。



・・・おっと、話がズレたw

えー、このアーティストの名前は
【日比谷 カタン】。



元々はウェブデザイナーや
イラストレーターとして活躍されていたそうですが
2001年から本格的に音楽活動を開始されたそうです。

現在では日本を飛び出し
欧州ツアーも積極的に行い
日本よりも寧ろ、
海外で高い評価を受けている様です。

・・・っていうか、
こんな凄いアーティストが埋れているのに
それを一切採り上げようとしない
日本の音楽番組の在り方に改めて怒りを覚えます。
特に、ゴールデン帯の音楽番組とかw

きっと、真剣に探せば
日本国内にも海外に引けを取らない
凄いアーティストがまだまだ居るんでしょうね。


強大な事務所の力に屈して
毎回毎回、特定のアーティストばかり布教してないで
もう少し、マイナーなアーティストを採り上げる機会を増やせよ、全く。。。(´-ω-`)=3




折角なので、もう一本貼って
今回の記事を締めさせて戴きます。


モニター越しに見ているだけで惹き込まれるんですから、
生ライヴとかは、本当にヤバイんでしょうね!

1度はこの人の弾き語りを
生で聴いてみたいものです。



興味を持った方は、
下記の公式ホームページから
色々と調べてみて下さい。
    ↓
http://anorexia.k-server.org/top/top.html



尚、彼のCDアルバムは
この記事を書いている08年11月7日現在、
1stアルバム「対話の可能性」と
2ndアルバム「ウスロヴノスチ」の
2作品が発表されています。


一時は、アマゾンでも購入できた様なのですが
現在は1st、2nd、共に品切れ中です。


自分もどうしても欲しかったので
色々と検索してみた結果、
楽天ショップに1軒、2ndアルバムの在庫がある店を発見しましたw

下記リンクからお店に飛べます。
【CD】ウスロヴノスチ~uslovnosti/日比谷カタン

興味のある方は是非、
CDで日比谷カタンの世界を味わってみてはどうでしょうか?

全体的にアクの強い作品が多いので
万人に受けるとは言えませんが、
CDへの録音状態は素晴らしいレベルでした。

上記の動画を見て、その世界観に惹かれた方なら
買って損はしないと思いますよw


どの曲もクセがありますが
捨て曲は個人的にありませんでした。

特に、アルバムのタイトルにもなっている
3曲目の『ウスロヴノスチの切符切り』から
4曲目の『謎の円盤によるプリオン感染症実験体検証報告』への流れは必聴!

この世界観を何と表現したらいいのか、
何処となく、『戸川純』や『たま
つげ義春』に通ずる臭いがします。
余計、分かりにくいか^^;
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コメント 4

スト

すごすぎる…普通に、ほんと知らぬ間に、
ヲマジナイ2周していました笑^^;
9分~ラストは圧巻ですね、
素晴らしい!

自分は弾き語りというシンプルなスタイルが大好きなので
弾き語りのさらなる可能性を見た気がします。
ああやっぱり弾き語りはこうでないと!
バラードで終わらせちゃもったいないですよね^O^

CD買ってみようかしら、
ライブ音源じゃわからない深みがありそう^ω^

にしても、この人のサイトも面白いw
本人が更新してるんだろうか笑
ていうか結構ライヴやってるんですね!
どれか行きたいかも…



by スト (2008-11-08 10:31) 

しめらみ

nice!とコメント有り難う御座います^^

>>ストさん
あの起伏ある歌唱と曲展開には
惹き込まれる何かがありますよね!

弾き語りはバンドで
複数の楽器を使って演奏するのとは
また違う良さがありますけど、
正直、あのギターのみのシンプルな構成で
ここまで独自の世界観を表現できるものなのかと
衝撃を受けました。

この人の曲の場合は、
複数の楽器を使った構成にするよりも
アコースティックギターがメインの
シンプルな構成だからこそ、その世界観が生きるんでしょうね。
・・・当然、それを成せるのは
その卓越した腕があってのものでしょうけど^^

弾き語りも奧が深い!
そして、日本にも凄いアーティストが
まだまだ隠れているものですね!

CDは、今回の動画に惹かれるものがあったなら
買っても損はしないと思いますよ^^

たまに、曲が気に入ってCDを買ったのに
録音状態が悪くてがっかりという事がありますけど
上記の2ndアルバムは、
予想以上にクリアな音だったので
そちらの面でもお勧めできますw

もし買ったら、曲と並行して
歌詞の方にも注目してみて下さい。

一見、前衛詩の様な実験的な文なのに
純文学的な雰囲気の構成というのか・・・、

抽象的な表現と
具体的な表現のバランスも絶妙で
大まかな設定を理解させつつも、
聴者の想像力に委ねる部分も
しっかり残している所が
良い意味で非常にあざといですw

骨組みは完璧に組み立てられているけど
まだ、肉付けされていない状態と言うのか・・・。

骨組みから肉付けまでされた文というのは
作った側の表現したいことが
伝わり易い利点がある一方で、
その世界観に、少なからず閉塞感を
与えてしまう危険性もある様に思います。

最後の仕上げのみを、
受け取る側の想像力に委ねる事によって、

軸となる肝心な部分を伝えながらも
その世界観に、深みや広がりを与える事に
成功している様に個人的に感じました。

サイトのデザインやその他のアートワーク等も
彼の昔の職業から考えて、
自分でやっている可能性が高そうですねw

・・・ほんと、欲張りな人だw

主にライヴ中心に活動してる様なので
首都圏や近郊の人は、
聴きに行くチャンスは多そうですね!

動画やCDでこれだけ惹き付けられるものがあるんだから
生はさらに凄いんでしょうね!

いいな~、生演奏w
行ったら教えて下さいね^^

北海道には・・・、
来ないだろうなぁ、やっぱり^^;
by しめらみ (2008-11-09 10:46) 

スト

あ、遅ればせながら。
8日時点で、musicdoorでさっそく注文してみたんですが
店にも会社にも在庫がないとのことで・・・

2週間たって在庫が確認できなかった場合、
申し訳ないですが契約破棄とorz

・・・´Д`´Д`´Д`´Д`´Д`´Д`´Д`´Д`アッー!
by スト (2008-11-19 14:40) 

しめらみ

>>ストさん
マジですかっ!Σ(゜Д゜ノ)ノ

うーん、やっぱりメジャーなアーティストではないので
売ってる店も、それ程の数は入荷してないんでしょうかね?
(元々の生産数が少ないってのもあるかも知れないですが^^;)

探せばあるんでしょうけど
アマゾンとか有名所のネットショップでは
大抵売り切れてますし^^;

・・・在庫、残ってればいいですね。
by しめらみ (2008-11-19 23:55) 

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